マンモグラフィ、超音波検査に加えてCTやMRI、骨シンチなどの画像検査を行い
1.しこりの大きさ
2.リンパ節への転移の有無
3.他臓器への転移の有無
などを総合的にみて、がんの広がりや進行度を判断します。
乳がんの治療法に関しては3つの大きな柱があります。
●手術療法(乳房切除術・乳房温存手術)
●薬物療法(化学療法・ホルモン療法・分子標的治療)
●放射線療法 |
がんの広がりや進行度によって、患者さんと相談しながら上記3つの治療法を組み合わせ、大まかには右のような流れで治療を進めていきます。
以前は乳がんといえば「まず大きく乳房全体を切除する」という考え方が大勢でしたが、最近の流れとして手術の前に薬物療法を行い、がんを小さくしてから乳房温存手術を行うというケースが増えてきています。
最後に
10月のピンクリボン月間にちなんで、主に乳がんの検診について述べてきました。
最後に、とにかく早期発見・早期治療ができれば恐れる病気ではありませんので、日頃から自分の乳房に気を配っていただき、自己検診・定期健診を受ける習慣をつけてください。
文責:長崎大学医学部・歯学部附属病院 第1外科(腫瘍外科)乳腺グループ 松本 恵
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