ながさき女性医師の会 会長就任にあたって
平成11年にこの会が発足してから今年で16年。
この間に、女性医師を取り巻く状況は激変しました。
特に近年、「女性医師の出産、育児による休職、退職は地域の医師不足の一因であり、そのサポート体制を整えることは女性医師のみならず、社会に取って必要不可欠なこと」という認識のもと、官民問わず、様々な試みがなされています。
手を伸ばせば届くところに仕事を続けることができる仕掛けはできてきたと思います。
そうなった今、私たち、女性医師がしなければならないこと、必要なことは何でしょうか、???
今度は私たちが社会に対して責任を持って仕事をする、そして行動を起こすことだと思います。
一方、女性医師だけではなく、医師の勤務環境については少しずつ改善、少なくとも変化は起こりつつあるようですが、まだまだです。
これを推進していくのも私たちの役割と考えています。
この会がそれぞれのそれぞれらしい働き方を考える場として機能すると同時に、医師として働く私たちの憩いの場でもありたいと願っています。
2015年11月
ながさき女性医師の会 会長 瀬戸牧子
(社会医療法人春回会 長崎北病院・副院長)
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